「Slackを使っているけど、ワークフロー機能はよくわからない」「業務を自動化したいけど、何から始めればいい?」
そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
Slackワークフロー(Slack Workflow Builder)とは、Slack内で行う定型業務を自動化する機能です。チャンネルへの投稿、メッセージ送信、情報収集など、日々のルーチンワークをボタン一つで完結できます。
本記事では、Slackワークフローの基本から作り方、活用事例までをわかりやすく解説します。
- Slackワークフローとは何か
- 導入で得られる4つのメリット
- ワークフローの作り方(5ステップ)
- 実用的な活用テンプレート5選
- AIと連携した高度な自動化
Slackワークフローとは?
Slackワークフロー(Slack Workflow Builder)は、Slack内での一連のタスクを自動化するためのビルトイン機能です。
「トリガー」と「ステップ」を組み合わせることで、複雑なプロセスを自動化できます。
基本構成要素
| 要素 | 説明 | 例 |
|---|---|---|
| トリガー | ワークフローを開始するきっかけ | ボタンクリック、予定日時、チャンネル投稿 |
| ステップ | 実行されるアクション | メッセージ送信、フォーム表示、DM送信 |
| 変数 | ステップ間で受け渡すデータ | ユーザー名、入力内容、選択肢 |
使い方のイメージ
例:週報提出の自動化
1. チームメンバーが「週報作成」ボタンをクリック(トリガー)
2. フォームが表示される(ステップ1)
3. 入力内容が#weekly-reportチャンネルに投稿される(ステップ2)
4. 担当者に通知が届く(ステップ3)
これまで手動で行っていた「チャンネルを開く→フォーマットをコピー→記入→送信」という一連の操作が、ボタン一つに集約されます。
導入で得られる4つのメリット
1. 作業時間の短縮
週報作成、経費申請、会議室予約などの定型業務をボタン一つで完結できます。導入企業の調査では、1回あたりの作業時間が平均3分から30秒に短縮された事例があります。
2. ミスの削減
フォーマットが固定されるため、入力漏れや誤送信を防げます。また、承認フローを設定することで、手順ミスも防止できます。
3. 属人化の解消
業務の手順がワークフローとして可視化されるため、誰でも同じ品質で作業できます。これにより、新人教育の期間も短縮されます。
4. チームの生産性向上
Slackは多くのチームが既に利用しているツールです。新たなシステムを導入することなく、既存の環境で自動化を始められます。チームコラボレーションツールと組み合わせることで、さらに効果が高まります。
Slackワークフローの作り方(5ステップ)
STEP 1:ワークフロービルダーを開く
- Slack画面上部の検索バーの横にある「+」をクリック
- 「ワークフローの接続」をクリック
- 「新しいワークフローを作成」をクリック
STEP 2:トリガーを選択する
ワークフローを開始するきっかけを選びます。
| トリガー種類 | 説明 | 主な使い道 |
|---|---|---|
| ボタンをクリックする | チャンネルにボタンを追加 | 週報作成、会議室予約 |
| スケジュール | 日時で自動実行 | 定期リマインド、レポート収集 |
| チャンネルに参加した時 | 新規メンバーへの案内 | オンボーディング |
STEP 3:ステップを追加する
トリガーの後に実行するアクションを追加します。
よく使うステップ:
– メッセージを送信する:指定したチャンネルやユーザーにメッセージ送信
– フォームを開く:情報を入力してもらう
– DMを送信する:特定のユーザーに直接メッセージ
– チャンネルへメッセージを投稿する:入力内容をチャンネルに共有
– 承認を求める:誰かに承認リクエストを送る
STEP 4:詳細を設定する
各ステップの詳細を設定します。
- 送信先チャンネルの選択
- メッセージ文面の作成
- フォームの質問項目設定
- 変数の受け渡し設定
STEP 5:ワークフローを公開する
完成したワークフローをチャンネルに追加します。
- チャンネル名を検索
- 「ワークフローを追加」をクリック
- 公開後にボタンがチャンネルに表示される
実用的な活用テンプレート5選
1. 週報・日報収集
SlackワークフローとAIワークフローを組み合わせることで、週報の収集だけでなく、集計・分析まで自動化できます。
トリガー: ボタンクリック
ステップ:
1. フォームを表示(今日の成果、明日の予定、困っていること)
2. #reportsチャンネルに投稿
3. 担当者に通知
2. 会議室予約
トリガー: ボタンクリック
ステップ:
1. フォームを表示(日時、目的、参加者)
2. #room-bookingチャンネルに投稿
3. 管理者に承認リクエスト送信
3. 新入社員オンボーディング
トリガー: #generalチャンネルへの参加
ステップ:
1. ウェルカムメッセージをDM送信
2. 必読ドキュメントのリンクを共有
3. メンターに通知
4. 経費精算申請
トリガー: ボタンクリック
ステップ:
1. フォームを表示(金額、用途、レシートURL)
2. #expenseチャンネルに投稿
3. 承認者に承認リクエスト送信
4. 承認後、経理チームに通知
5. 定期リマインド
トリガー: 毎週金曜日の午後5時
ステップ:
1. チームメンバーに週報提出のリマインド送信
2. 提出期限の30分前に未提出者に再通知
GBase Knowledgeなら、SlackワークフローとAIを連携し、より高度な業務自動化が可能です
AIと連携した高度な自動化
Slackワークフロー単体でも便利ですが、AIと連携することでさらに可能性が広がります。
できることの比較
| 機能 | Slackワークフローのみ | AI連携時 |
|---|---|---|
| 定型業務の自動化 | ✅ 可能 | ✅ 可能 |
| 自然言語の理解 | ❌ 不可 | ✅ 可能 |
| 文書の要約・生成 | ❌ 不可 | ✅ 可能 |
| 意思決定の支援 | ❌ 不可 | ✅ 可能 |
| 学習による改善 | ❌ 不可 | ✅ 可能 |
AI連携の活用例
週報の自動要約
チームメンバーが入力した週報から、AIが重要なポイントを要約し、管理者に一覧で届けます。
会議議事録の自動生成
会議終了後にチャンネル投稿がトリガーとなり、AIが内容を分析して議事録を作成します。
問い合わせの自動分類・回答
supportチャンネルへの投稿をAIが分析し、カテゴリ別に振り分け、よくある質問には自動で回答します。
GBase Knowledgeでできること
GBase KnowledgeとSlackを連携させることで、より高度なワークフロー自動化が可能になります。

主な連携機能
| 機能 | 説明 | 効果 |
|---|---|---|
| 社内検索 | Slackから社内ナレッジを検索 | 情報アクセス時間80%削減 |
| 議事録作成 | 会議内容を自動転写・要約 | 議事録作成時間ゼロ |
| 文章生成 | メール、提案書などの作成支援 | 資料作成時間3時間→3分 |
| 問い合わせ自動化 | FAQから自動回答 | 問い合わせ70%自動化 |
導入ステップ
- GBase Knowledgeに登録(14日間無料トライアル)
- Slackアプリを追加(App Directoryから追加)
- 連携設定(ワンクリックで完了)
- ワークフロー作成(AIステップを追加)
導入企業の事例
IT企業C社
課題: 週報収集に手間がかかり、管理者が集計に時間を費やしていた
解決策: Slackワークフローで週報収集を自動化し、AIで要約・集計
効果:
– 週報提出率が60%から95%に向上
– 管理者の集計時間が週2時間から10分に削減
– チームの課題が早期発見できるようになった
スタートアップD社
課題: リモートワークで情報共有が不十分
解決策: 日報、会議予約、経費申請など全てをSlackワークフロー化
効果:
– 情報の見逃しがゼロに
– 新入社員の定着率向上
– 管理業務の時間が50%削減
トラブルシューティング
ワークフローが表示されない
確認ポイント:
– ワークフロービルダーが有効になっているか(プランによっては使用不可)
– チャンネルにワークフローが追加されているか
フォームの入力内容が反映されない
解決方法:
– 変数の設定を確認する({{variable}}の形式)
– フォームの質問項目と変数が正しく紐づいているか確認
承認リクエストが届かない
解決方法:
– 承認者のSlackユーザー名が正しいか確認
– ワークフローの権限設定を確認
よくある質問(FAQ)
Q1:Slackワークフローは無料で使えますか?
A:無料プランでもワークフローは使えますが、一部機能に制限があります。有料プランでは、より高度なカスタマイズが可能です。
Q2:複数のチャンネルで同じワークフローを使えますか?
A:はい。一度作成したワークフローは、複数のチャンネルに追加できます。
Q3:外部のツールと連携できますか?
A:はい。Webhookを使うことで、外部サービスと連携できます。GBase Knowledge、Zapier、Makeなど多くのサービスとの連携が可能です。
Q4:ワークフローの実行履歴は確認できますか?
A:はい。ワークフロービルダーの「実行履歴」から、誰がいつ実行したか、結果どうなったかを確認できます。
Q5:複雑な条件分岐はできますか?
A:Slackワークフロー単体では条件分岐の機能が限定的です。複雑なロジックが必要な場合は、AIや外部ツールと連携することをおすすめします。
Q6:プログラミング知識は必要ですか?
A:ありません。ノーコードで直感的にワークフローを作成できます。
まとめ:Slackワークフローで業務効率化を始めよう
Slackワークフローは、既存のSlack環境を活かして、手軽に業務自動化を始められる優れた機能です。
本記事の要点:
– Slackワークフローは、Slack内の定型業務を自動化する機能
– トリガーとステップを組み合わせて、独自のワークフローを作成可能
– 作業時間短縮、ミス削減、属人化解消、生産性向上の4つのメリット
– 週報収集、会議室予約、オンボーディングなど多彩な活用が可能
– AIと連携することで、さらに高度な自動化が実現できる
Slackワークフローを活用して、業務効率化を始めてみてはいかがでしょうか。
【参考】関連記事
– [ワークフローとは?意味・種類・改善方法を図解で徹底解説](https://gbase.ai/blog/what-is-workflow/)
– [AIワークフローの基本と構築方法](https://gbase.ai/blog/ai-workflow/)
– [チームコラボレーションツール比較【2026年最新版】](https://gbase.ai/blog/team-collaboration-tool/)
– [業務効率化AIツール選び方ガイド](https://gbase.ai/blog/gyomu-koritsu-ka-ai/)
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